1点を争う死闘の末に。。。 第16節 鹿島アントラーズ戦!!

2018年07月19日 | マッチレビュー2018

W杯の興奮が冷めやらぬ中、ようやく中断期間が明け、Jリーグ再開です!!
ウイークデーのナイトゲームにもかかわらず、14,000人近いサポーターが駆け付けて、大声援を送ってくれました!!

中断期間中に、新システムに移行したジュビロ。
天皇杯・山口戦では好結果に結びつきましたが、果たして常勝・鹿島に通用するのか?

スタメンは。。。

GK カミンスキー
DF 櫻内 高橋 大井 新里 小川大
MF 宮崎 上原 田口 松浦
FW 川又

天皇杯・山口戦と同じ布陣です。
前線からのディフェンスが上手くハマれば、勝機は充分にあり!だったのですが。。。

前半立ち上がり、ジュビロは苦戦します。。。
前からの守備が機能せず、せっかく奪っても、パスミスからのボールロストの繰り返し。。。
試合開始わずか10分で、4本ものシュートを鹿島に許してしまいます。。。

しかし、先制したのはジュビロでした!!
前半17分、右サイド櫻内選手のクロスを、近いサイドで上原選手が頭で流し込み、1-0!!
上原選手の嬉しいJ1初ゴールで、まずはジュビロがアドヴァンテージを取ります!!

しかしその後も新システムが機能したとは言い難く、後ろ重心のまま、鹿島ペースで押し込まれてしまいます。。。

鹿島は巧みにサイド深くを攻略し、そこからファーサイドへのアーリークロスを放り込んで、DFに揺さぶりをかけてきます。
このままでは危ないと思われた34分、右サイドからのクロスをファーサイドで鹿島・鈴木選手に落とされ、走り込んだ遠藤選手にショートミドルを決められてしまいます。。。(1-1)

このまま鹿島に主導権を握られ、ジュビロが受ける形のまま、前半を終えます。
前半のスタッツでは、シュート数・磐田の3本に対して、鹿島には11本ものシュートを許してしまいます。。。

後半に入っても、鹿島のペースは変わらず。。。
14分には新システムに見切りをつけて、3-4-2-1のシステムに変更。
WB小川大選手を下げ、アンカーの宮崎選手をWBにコンバート。SSに山田選手を投入します☆

このシステム変更が功を奏して、流れを掴みかけたかに見えた24分。
DFからのパスミスで、高い位置でボールを与えてしまい、鹿島・安部選手にフリーで決められてしまいます。。。(1-2)

もったいない形で、鹿島に得点を献上してしまったジュビロでしたが、途中交代でピッチに入った山田選手が、獅子奮迅の動きで流れを呼び込みます☆

32分、右サイドからの斜めのパスを、松浦選手がバイタルエリアで受けてPA内に侵入!
相手DFに潰されてこぼれたボールを、、山田選手がゴール右隅に豪快に突き刺して2-2の同点に!!

この同点弾で勢いを得たジュビロは37分。
左サイド・山田選手のアーリークロスを、川又選手が頭で枠に送ったボールを、GK触ることができず!!
3-2と逆転に成功!!! ヤマハスタジアムに、歓喜の大絶叫がこだまします!!!

このまま、あとはクローズできれば・・・、と思われた43分。
バイタルエリアでワンタッチのパスを繋がれて、右サイドからのクロスを、鹿島・土居選手に走り込まれて、3-3の同点に。。。
最後の最後に、鹿島が底力を魅せます。

追いつかれたジュビロは、FW中野選手を投入して最後の望みを託しますが、勝ち越しならず、3-3のドローに終わりました。。。


試合後、名波監督は。。。
「クリアの質だったり、ボールを奪った後のパスの質の差がまだまだあるなと実感した。
今日は鹿島が奪った後の質が良くて、前の人間をシンプルに使う連続性があって、ちょっと我々が出ていけなくなっているシーンがたくさんあった。
新システムは、まだまだ改善の余地があるし、暑いシーズンのなかハードなサッカーをしていこうとトライしているので、この一戦であきらめずに、やり続けていきたいと思う。」
と語りました。


今日の試合、勝ち点1を得たのか、勝ち点2を失ったのかは、判断が難しい所ではありますが、鹿島に対して果敢に新システムで挑んだことと、システムを元に戻して相手を追い詰めた采配は、充分評価に値するのではないでしょうか。
新システムがもっともっと機能してくれば、更なる前進が期待できるのではと思います☆

一歩でも前に進んでいこうと、挑戦を続けるジュビロに、これからも熱い声援をお願いします!!


1点を争う死闘の末に。。。 第16節 鹿島アントラーズ戦!!