猛攻に耐え、掴み取った最高の一勝!! 第9節 ベガルタ仙台戦!!

2018年04月22日 | マッチレビュー2018

前節、エース・川又選手を体調不良で欠き、先発メンバーを4人入れ替えて臨んだゲーム。
鳥栖の厳しいプレッシャーに苦しめられながらも、
最後まで集中を切らさずしのぎ切り、価値ある完封勝利を挙げました!

水曜日のルヴァンカップでは、敗れはしたものの、
ルーキー・中野選手が、プロ初ゴールを記録!!

中二日&長距離アウェー、という厳しい条件ですが、結果を出せれば勢いづくはず。
どんな形でもいいから、勝ち点3を!!!

猛攻に耐え、掴み取った最高の一勝!! 第9節 ベガルタ仙台戦!!

猛攻に耐え、掴み取った最高の一勝!! 第9節 ベガルタ仙台戦!!


スタメンは。。。

GK:カミンスキー
DF:小川 高橋 大井 新里 ギレルメ
MF:中村 松浦 田口 山本康
FW:川又

エース・川又選手が帰って来ました!!
ボランチは、田口選手と山本康裕選手のコンビ。
2シャドウの一角には、前節・決勝ゴールを挙げ、
仙台戦では数々の伝説を遺している松浦選手が入ります!!

中継班の注目は、身体を張った守備でチームを支える新里選手。

猛攻に耐え、掴み取った最高の一勝!! 第9節 ベガルタ仙台戦!!

新コーナー・占い企画では、今日一の運勢の新里選手です☆
当たるも八卦、当たらぬも八卦。。。


試合開始10秒、いきなりチャンスがやってきます!
磐田ボールのキックオフで、前線にラフに放り込んで押し戻されたボールを、
もう一度押し返すと、仙台DFがクリアミス!
これが川又選手の前にこぼれて左足でシュート!!
GK正面でしたが、幸先の良いスタートを切ります☆

しかしその後は、ホームの仙台がボールを支配します。
的を絞らせない仙台のパス廻しの前に、ボールの取りどころを見い出せないジュビロ。
DFラインがやや下がり始め、セカンドボールも中々拾えません。
仙台の、ボールを奪ってからのカウンターは、とても良くオーガナイズされ、
その対応に守備陣が奔走。
またアーリークロスが、手薄なったファーサイドに何本も放り込まれ、何度か肝を冷やしますが、決定機を与えることなく前半を終えます。

前半のボール支配率は、DAZNのスタッツによると、磐田38% 仙台62%と、大差をつけられます。
しかし、苦しみながらも前半を0点に抑えたことが、後半の大勝利への布石になります!!

後半最初のチャンスは49分。
左サイド、中村俊輔選手とのワンツーから、ギレルメ選手が突破!
ファーサイドに送ったクロスに、田口選手がダイビングヘッド!!
しかしこれは仙台GK関選手に弾き出されてしまいます。。。

「田口のダイビングヘッドの辺りから、チーム全体が前がかり・前体重になれた。 それが1点目、2点目に繋がったと思う。」
と、試合後名波監督が語ってくれたように、このプレーから、いよいよジュビロの反撃が始まりました☆

先制点は56分。
左サイド中盤からのスローインを、深い位置に走り込んだ中村俊輔選手に付けます。
相手が寄せてくるところを、中村選手は切り返して右足でクロス!!
中央に走り込んだ田口選手が、回転しながらシュートを放つも、DFに当たってしまいます。。。
しかしそのこぼれが、松浦選手の前に!!
「泰士が、すごく上手いトラップをしたので、決めるだろうと思って見ていたら、
結果的に自分のところに転がってきた。 ラッキーなゴールだった☆」

思い起こせば2008年。
16位でリーグ戦を終えたジュビロは、J1残留をかけて、仙台とプレーオフを戦いました。
その初戦は、黄色に染まったユアテックスタジアムでした。
その時同点ゴールを決めたのは、他ならぬ、松浦選手でした。
続く2戦目も、松浦選手は2ゴールを挙げ、まさに大車輪の活躍で、
J2降格の危機からチームを救ったのでした。
ちなみに仙台サポのみなさんは、いまだに松浦選手に対して警戒しているそうで(笑)
ある意味、仙台サポの皆さんにとっては”最も避けたい形”で、ジュビロが先制します!!

そしてここから、ジュビロが畳みかけます!!
追加点はその2分後。
右サイドのハーフライン付近から、右WBの小川大貴選手がドリブルを開始!
スルスルと相手の間を割って進み、バイタルエリアまで運ぶと、
ペナルティーアークの外側で、左足を一閃!!
「最初から撃とうと決めていた。イメージ通りのシュートになった☆」
と語ってくれた、ゴール右上に突き刺ささったスーパーな一撃は、
小川選手にとって、嬉しいJ1初ゴール!!

ゴールを決めたあと、ベンチにまっしぐらに走っていった小川選手に、
名波監督やコーチ陣、サブの選手が飛び出してきて、手荒い祝福が!!
小川選手を中心に、大きな人の輪ができて、お祭り騒ぎになりました☆

とどめの一撃を決めたのは、田口選手でした。
81分。ゴール右30mからのFK。
中村俊輔選手が縦に放り込んだボールに、左から走り込んだ田口選手が頭で合わせて3-0!!
「ジュビロでの初ゴールを決めることができて、めちゃくちゃ嬉しかった☆
毎試合、多くのチャンスがあったけど、決めることができずに悔しかったので、
決めたい決めたいとずっと思っていた。
俊さんのFKは、良いボールが来るのは間違いないので、来そうなところに入って、
貪欲にボールに合わせて行こうと思った。上手く決めることができて良かった。」
と、喜びの声を聞かせてくれた田口選手☆

高校卒業と同時に加入した名古屋では、戦術眼の確かな、代えの利かない中心選手として活躍。
しかしこの春、名波監督からの熱烈なオファーを受け、磐田に入団してくれました。
そして今や磐田でも、チームに欠かせない存在になった田口選手。
これまでも、機転の利いた攻撃参加から、素晴らしいシュートを何本も放つも、
あとちょっとの所で得点に至らず。。。
9年間在籍したチームを去るにあたっては、いろいろ去来するものもあったことでしょう。
だからこそ、「早く田口選手にゴールが生まれますように・・・」という、磐田サポの願いが、ようやく、ようやく叶いました!!

後半のジュビロは、守備も安定し、新里選手も攻めに守りに奔走!
また6本ものCKを浴びるも、決定機を作らせることなく、今季5度目の完封を達成!!
「今季初の連勝」&「今季初のアウェーでの勝利」を挙げました!!!

試合後のミックスゾーンでの選手たちの表情は、誰もがみな満足気でした☆
チームのために体を張るも、惜しくもゴールはならなかった川又選手は。。。
「得点を決めたヤツが今日の王様☆」と語り、田口選手がやってくると
「王様来たよ~!何でも聞いてやって~!」と田口選手を報道陣にアピール☆
そう言って”引き立て役”を演じた川又選手でしたが、きっと悔しさもあったと思います。
次節こそ、川又選手にもゴールが生まれますように。
そして、さらにチームの勢いが、増していきますように。


猛攻に耐え、掴み取った最高の一勝!! 第9節 ベガルタ仙台戦!!