粘りの守備で、勝ち点1をもぎ取る!! 第26節 セレッソ大阪戦!!

2018年09月15日 | マッチレビュー2018

前節、名古屋に大敗を喫したものの、中断期間で心身ともにリフレッシュ。
気持ちを新たに、敵に立ち向かいます。
現在勝ち点32のジュビロ。 残留のボーダーラインとされる40までは、あと8。
混戦状態のJ1リーグ。 上位進出の可能性も、十分に残されています☆

粘りの守備で、勝ち点1をもぎ取る!! 第26節 セレッソ大阪戦!!


セレッソ大阪は、FW杉本健勇選手とMF山口蛍選手の、二人の日本代表と、清武選手や柿谷選手らテクニシャンを擁し、現在勝ち点39の5位につけています。
またユン・ジョンファン監督就任以降、キンチョウスタジアムでは20勝2分1敗と驚異的な成績を収めているので要注意です。

スタメンは。。。

GK カミンスキー
DF 高橋 大井 森下
MF 櫻内 山田 田口 宮崎 中村俊
FW 大久保 小川航

中村俊輔選手がようやくピッチに戻ってきました!!

粘りの守備で、勝ち点1をもぎ取る!! 第26節 セレッソ大阪戦!!


近況調子を上げている小川航基選手が2トップの一角に☆

粘りの守備で、勝ち点1をもぎ取る!! 第26節 セレッソ大阪戦!!


セレッソは、杉本健勇選手と清武選手が欠場。
これはジュビロにとって追い風になりそうです☆


前半3分、いきなりのチャンス!
中村俊輔選手の左CKのクロスを、中央で小川航基選手がヘディングシュート!!
しかしこれはDFにクリアされてしまいます。。。

その後はセレッソにゲームを支配されます。
ボランチのソウザ選手と山口蛍選手のワイドな配球で、左右に大きく揺さぶられ自陣に押し込まれます。
しかし前節6点を失ったジュビロは守備の集中力が高く、全員の献身的な守備で粘り強くセレッソの攻撃を跳ね返しますが、セカンドボールへの予測と寄せが甘く、セレッソの攻撃を繰り返して受けてしまう悪循環に。。。
またソウザ選手や山口蛍選手が強烈なミドルシュートを連発!
何度もゴールを脅かしますが、カミンスキー選手のセーブで得点を許しません☆

それでも前半終了間際には決定機が!!
45分、右サイド・祥平選手のパスを、DFの間で受けた山田選手が縦に仕掛けて右足でシュート!!
相手DFを置き去りにして放たれた強烈な一撃は、韓国代表GKキムジンヒョン選手に弾き出されてしまいます。。。

前半はボール支配率ではセレッソを下回ったものの、シュート数は6本ずつと互角に持ち込みました。
特に1トップの小川選手が、ポストプレーで競り勝ってマイボールにするシーンが何度もあり、調子の良さをアピールしました☆


後半に入ると一転、ジュビロが攻勢に出ます!
そして早々に先制点が!!!
10分、右サイドから祥平選手がアーリークロスを入れると、田口選手と競り合ったGKキムジンヒョン選手がボールをハンブル!!
これが櫻内選手の前にこぼれ、ダイレクトで右足で流し込みます!!(1−0)

櫻内選手の1年1ヶ月半ぶりのゴールで先制したジュビロは、その後も試合を優位に進めますが、相手を押し込みながらも崩し切ることができません。。。

すると33分、ソウザ選手の左CKを、ニアに走り込んだ192cmのオスマル選手に頭で合わされ、同点に追いつかれてしまいます。。。(1−1)
この同点弾をきっかけに、流れはセレッソに傾いてしまいます。。。

37分には、またも左CKをオスマル選手に合わされますが、カミンスキー選手が飛び出して、ボールはクロスバーに当たり、こぼれ玉を押し込まれそうになりますが、ライン上でギリギリクリア!!
ジュビロ、驚異の粘りを見せます!!

その後も高さに勝るセレッソに何度もCKを与えてしまいますが、その都度跳ね返し、カウンターに結びつけようとします!
しかしセレッソもホームの意地を見せ、これを阻止。
結局1−1のドローに終わりました。。。


試合後名波監督は。。。

粘りの守備で、勝ち点1をもぎ取る!! 第26節 セレッソ大阪戦!!

「積極的にアプローチに行くのではなくて、ちゃんと整った状況を作ってから、刺されないことを重点的にした守備ができた。
攻撃に出ていく形や、前線でのため作りが非常に少なくて、守備に回る時間が非常に多かった。
また奪った後のボールの質、セカンドボールへの反応・予測も悪く、ほとんど相手に拾われてしまったのが押し込まれる原因になってしまったと思う。
ただ、前節6失点した中では、ボックスの中で良く身体を張ってくれた。最終ラインの強い気持ちを感じたゲームになったと思う。
次節・その次と、相手は3バックが予想されるので、今日の試合をちゃんと頭に入れて改善しながら、臨みたいと思う。」
と、守備への手ごたえを評価。

中村俊輔選手については。。。
「セットプレーの練習を全くしていない中で、CKであれだけチャンスを作り続けてくれた。
それから小川航基・大久保に声をかけて守備の立ち位置を動かしてくれたので、残り8試合の中でもやっていって欲しい。
プラス、彼の中にも想いはあると思うが、チームとして来年に繋がるようなゲーム作りをやって欲しいと思う。」
と、チーム作りに対する期待のコメント。

小川航基選手については。。。
「ボールの呼び込みと引き出しは、特に前半は良かった。そこでもう少し決定的なシーンを作り上げて欲しかった。
1本強引に撃ったシーンも含めて、今はゴールに向かう姿勢が非常に強いと思う。
出し手と受け手の関係を作ろうとイメージしながら、顔を出したり動き出しをしているというところは評価に値する。
しかし最後10分位は動き出しの回数が少なかったので、その辺りは改善の余地がある。
今日のゲームは彼にとっては、ポジティブに捉えて良いゲームだったと思う。」
と、評価しつつも、今後の課題を交えて語ってくれました☆


ここ最近、先制をされて追いかけるという苦しい展開が続く中、先制して優位に立つことができ、さらに主導権を握り攻め続けることができたことは、とても良かったのではないでしょうか。
ただその時間帯に、追加点を奪うことができていれば、勝ち点3も十分にあり得たと思います。
稀代のファンタジスタ・中村俊輔選手と、近況好調の小川航基選手が起こす「化学反応」と、本来持つ力を取り戻した「堅実な守備」に期待しましょう!