静岡ダービー、屈辱の敗北。 第29節 清水エスパルス戦

2018年10月07日 | マッチレビュー2018

昨日終了時点での暫定順位は15位。
まさに危機的状況に置かれているジュビロ。
是が非でも、このダービーを制して、J1残留に向けて前に進まなければならなかったのですが・・・。

静岡ダービー、屈辱の敗北。 第29節 清水エスパルス戦


スタメンは、

GK カミンスキー
DF 高橋 大井 森下
MF 櫻内 上原 田口 エレン 中村俊
FW 大久保 川又


前半開始直後、ジュビロはいきなり出鼻をくじかれてしまいます。
中盤で清水FWドウグラス選手に奪われてドリブルを許すと、清水・北川選手に左の広大なスペースに抜け出されシュートを撃たれます!
GKカミンスキー選手がわずかに触るも弾き出すことができず、試合開始わずか50秒で、清水に先制を許してしまいます。。。(0-1)

反撃に出たいジュビロは、中村俊輔選手のFKで清水ゴールに迫りますが、ネットを揺らすことができません。

5分には、右後方からFKで放り込むと、クリアボールが大久保選手の前に落下!
枠内にシュートを飛ばすも、清水・白崎選手に直撃してゴールならず。。。
前半の決定機と呼べるようなチャンスは、わずかこの1回のみ。。。

先制をしてカウンターを狙う清水に対し、ジュビロは前半、全くと言っていいほど攻略することができません。。。
おまけにシンプルにドウグラス選手に展開されて、何度もゴールを脅かされます。。。

38分には、ドウグラス選手をオフサイドトラップに掛けられず、またDF3人で囲むも止めることができずに、2点目を失ってしまいます。。。(0-2)


後半開始と同時に、ジュビロは2枚替えを敢行!
大久保選手に代えて荒木選手を、上原選手に代えて山本康裕選手をピッチに投入!
反撃を試みます!

後半6分、右サイド深くを攻略し、中村俊輔選手から田口選手にボールを戻すと、浮き球のパスをPAの櫻内選手へ付けます!
縦に仕掛けた櫻内選手からのマイナスのクロスを、田口選手が胸で受けて右足を振り抜くと、ボールはゴール右へ!!
ジュビロ、ようやく1点を返して、反撃に望みをつなぎます!!(1-2)

しかし16分、ドウグラス選手のポストプレーからのボールを受けた北川選手がワンタッチでリターンパス。
そのままドリブルを仕掛けたドウグラス選手に進入を許し、またしても3人がついていたにも関わらず、右足でゴール左へ決められてしまいます。。。(1-3)

27分には、DFの間に入った北川選手にスルーパスを通されGKと1対1に!
これを流し込まれて今日2ゴール目を許してしまいます。。。(1-4)

ジュビロは後半投入された荒木選手が一人気を吐き、ドリブルで局面の打開を図りますが、守りを固めてカウンター狙いに徹する清水の守備をこじ開けることができません。。。

アディショナルタイムに入った49分には、清水・村田選手にスーパーミドルを沈められ、ゲームオーバー。。。(1-5)

ジュビロ、屈辱の5ゴールを浴び、勝ち点1すら獲ることができませんでした。。。


試合後名波監督は。。。
静岡ダービー、屈辱の敗北。 第29節 清水エスパルス戦

「まずはサポーターに謝罪しなくてはいけないと思う。
大敗という結果と前半の不甲斐ない内容、この2つは間違いなく私に責任があるので、申し訳ないと思っている。
ドウグラス選手と北川選手というクオリティの高い2トップにやられてしまった。
ラフなボールを収められて、しかもゴールへと向かってくる中で、3バックが下がってしまった。
後半も3失点してしまったので、まだまだ力が足りないと思う。
戦術・技術云々よりも力ずくで持っていかれてしまったゲームだった。
いつかこの悔しさを晴らせるように、今日の光景を焼き付けておけと選手たちには言った。
この悔しさはチームとして次に繋がると信じたい。
清水の若い選手たちがあれだけ前向きにプレーしているので、我々の若い選手も見習わなくてはいけないと思う。」
と語りました。


ターンオーバーで臨んだ札幌戦でのアグレッシブな戦い方は、いったいどこにいってしまったのでしょう?
結局90分を通して作ることができた決定機は、わずか2回のみ。
清水に許したシュート10本のうち、5本がインゴール。被決定率は50%。。。
攻撃を構築できない上に、決定力は低く、失点が軽い。。。
これは残留を目指すにあたって致命的であり、早急に修正されなければならないでしょう。
次節・長崎戦まで時間があるのがせめてもの救いであり、この2週間がJ1残留へのカギとなりそうです。


静岡ダービー、屈辱の敗北。 第29節 清水エスパルス戦