日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!

2018年05月03日 | マッチレビュー2018

前節、主導権を握りながらも、あと1点が遠かったジュビロ。。。
しかし、日本代表を擁するあのセレッソを、シュート2本に抑える躍動ぶりは、
チームの成長の証と言えるでしょう☆

GW関東連戦の緒戦の相手は、横浜Fマリノス。

日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!

今季、オーストラリア人のポステコグルー監督を迎え、
ポゼッション志向のチームに方針転換。
GK飯倉選手の、ありえないほど高い位置でのポジショニングが、
今注目を集めています。

対戦成績は、磐田がわずかに負け越しています。
その上、日産スタジアムでは、2008年6月28日以来、約10年も勝ちがありません。。。
しかし、前節のあの闘いができれば、最早Jリーグに怖いものはありません!!
宿敵・横浜を撃破して、最高のGWの後半を過ごしましょう!!!

スタメンは。。。

GK カミンスキー
DF 小川大 高橋 大井 新里 ギレルメ
MF 山本康 田口 松浦 山田
FW 川又

FWは、3試合連続ゴールが掛かる川又選手☆
横浜GK飯倉選手のポジションを想定しての、ロングシュートの練習☆

日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!

右WBは小川大貴選手がスタメン。
また、やぢまのアウェイ占いでは、中野誠也選手が運気良し☆
途中出場で、J1初ゴールに期待です☆彡

日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!

今季、横浜は3バックのチームに勝てていません。
と言うことは、相性の利は、ジュビロにあり!!


ポゼッションサッカーを志向する横浜は、最終ラインから丁寧につないで行きますが、
所々で綻びが生じ、シュートまで持っていくことができません。
ジュビロは横浜の攻撃を受ける形になりますが、落ち着いてこれをしのぎ、
確実に前へとボールを運んでいきます。

最初の決定機は前半28分、横浜の来週ラインの連携ミスから、松浦選手がボールを拾い、
左サイドにスルーパスを出すと、ギレルメ選手が抜け出して、グラウンダーのクロスを中央へ!
走り込んだ山田選手がダイレクトで合わせますが、惜しくも右のポストに直撃!!

その2分後、DFラインからの右前方へのロングフィード。
川又選手が、横浜DF金井選手に競り勝ち、GK飯倉選手と1対1に!!
ゴール右の角度のない所からシュートを放つも、ポストの左へ。。。
ジュビロが高い位置からのショートカウンターで、横浜ゴールを脅かします!

そしてついに、ショートカウンターが実を結ぶ瞬間がやってきます!
前半37分、中盤右サイドに横浜がパスを付けると、田口選手がボール奪取に成功!
スペースに転がったボールを、山田選手がドリブルで運び、
左にいた松浦選手にラストパス!
これをダイレクトで右足で合わせ、ゴール左に突き刺す先制弾で、1-0!!

続く前半41分にも、前線での守備がハマり、今度は山田選手が相手のパスを引っかけると、
こぼれに反応した川又選手から、右サイドのスペースへ!
右WBの小川大貴選手がドリブルで持ち込み、ゴール右の角度のない所からシュート!!
GKが弾いたボールが、ゴール前に猛然と走り込んだ田口選手の目の前に!!
このボールを頭で押し込み2-0!!
田口選手の頑張りで、横浜を突き放します!!

前半のボール保持率は、横浜が60%と大きく上回りましたが、
シュート数は、磐田8本に対して、横浜はわずかに2本。
前半は、磐田が試合巧者ぶりを発揮しました。


後半に入ると、ホームの横浜が前掛かりになって攻めてきます。
しかし磐田は、全員が集中!体を張ってシュートを阻止します!

この粘りが、後半13分の追加点に繋がります!!
中盤左サイドで、パスを受けた横浜・中町選手に、田口選手がつっかけてボールを奪うと、
大きく前に出ていたGKの位置を見て、無人のゴールへ40m級のロングシュート!!
田口選手の技ありゴールが決まり、3-0と、横浜を突き放します!!

ジュビロはその後もハイプレスを継続!
高い位置でボールを奪い、何度もチャンスを作ります☆
しかし、追加点を奪うことはできません。。。

そして迎えた後半27分。
横浜は、左サイドから山中選手がアーリークロスを放り込むと、
ボールはゴール前を横切って右サイドに。
これに走り込んだ、横浜・仲川選手をギレルメ選手が倒してしまい、PKを与えてしまいます。。。
キッカーは、今季7ゴールを挙げているウーゴ・ヴィエイラ選手。。。
このPKを、GKカミンスキー選手が弾き飛ばすビッグセーブを魅せるも、
こぼれ球に反応した横浜・仲川選手に蹴り込まれ、1点を返されます。。。

後半30分。ギレルメ選手が遅延行為でイエローカードを出されます。
そして、試合はここから思わぬ方向へと転がっていきます。。。

直後、ジュビロは右サイド深い位置にボールを運び、クロスを入れますが、
これをクリアされ、カウンターのピンチに!
小川選手とギレルメ選手が、ファールで止めて、一旦は事なきを得たかに見えました。
しかし、この一連のプレーの中で、ギレルメ選手に、2枚目のイエローカードが提示され、退場処分に。
そしてあろうことか、横浜・喜田選手に蹴りを入れるという暴力行為を行い、
さらには、横浜の通訳の方にまで肘打ちを喰らわし、
両チームの選手、スタッフが入り乱れての大騒動に発展します。。。

ギレルメ選手の退場で10人になった磐田は、その後横浜の猛攻撃を受けますが、
全員で、これを死守!
3-1で、日産スタジアムでは、実に10年ぶりの勝利を挙げました!!

試合後の記者会見で、名波監督は、開口一番にギレルメ選手の暴力行為を謝罪。

日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!

「試合の内容に関しては、選手たちが普段からやってきたことを、90分間やり通した成果だと思う。
過密日程の中で、両チームとも、必死に戦っている姿は、感動的なゲームだったと思うが、
ギレルメの暴力行為さえなければ、気分良く磐田に帰れたと思う。」
と話しました。

またジュビロ磐田の木村社長も、ギレルメ選手の暴力行為に言及。。。
「クラブとしても処分をする。軽い罰を与えるつもりはない。」
と、語ったそうです。。。

ギレルメ選手に2枚目のイエローカードが出された時は、
横浜GK飯倉選手が、中澤選手と川又選手に接触して倒れ、
試合がストップするという混乱の中でしたので、
どういう経緯で提示されたのかは、確認は取れませんでした。
大変申し訳ありませんが、公式発表や報道などでご確認ください。

いずれにしても、相手選手やスタッフに、暴力行為を行うなどは言語道断!
絶対に許してはいけない行為です!
どういった処分が下されるかは分かりませんが、ギレルメ選手には心から反省してもらい、
今後2度とこのような行為はしないようにして欲しいものです。

せっかくの勝利が、台無しになってしまったようで、なんだか残念でなりません。。。

日産スタジアムで約10年ぶりの勝利は、歓喜のはずだったのに。。。 第12節 横浜Fマリノス戦!!