スタメンは3-3-2-2のシステムで、
GK 三浦
DF 大南 藤田 森下
MF 小川大 山本康 宮崎
IH 太田 松本
FW 大久保 小川航
仙台はダブルボランチを置いた3-5-2のシステム。
リーグ戦の主力を中心としたメンバー構成で、タイトルへの執着心を感じます。
ジュビロはキックオフから前へ前へと押し出してボールを支配！
少し動きの重い仙台を圧倒します！
ファーストシュートは2分。
藤田選手からの長い縦パスを左で受けた大久保選手がドリブルでカットインしてシュート！
しかし枠の左に逸れてしまいます・・・。
そして待望の先制点が！！
9分、相手のクリアが浮いて右サイドで五分のボールに！
これを拾った小川大貴選手がドリブルで持ち込み、ゴール前右から中央へグラウンダーの速いパス！
これを小川航基選手が左足で合わせてゴールネットを揺らします！！
ジュビロ、小川航基選手の今季初ゴールで幸先よく先制に成功します！！！（１－０）
1点をリードしてからも積極的にボールを奪いに行ったジュビロでしたが、その後は一進一退の攻防。
結局前半のうちに決定機は作れず、追加点はならず、１－０のまま後半に入ります。
後半、ジュビロは仙台の猛攻に繰り返し曝されます。
しかしピンチの場面でも集中した守備で身体を投げ出し、仙台にゴールを許しません！！
またボールを奪ってからカウンターを仕掛けようとしますが、何度かの局面では横や後ろ選択で遅れてしまい、成就することができません。。。
仙台の攻撃を粘り強く跳ね返していたジュビロでしたが、後半41分、アンラッキーな形で失点してしまいます。
ゴール正面20mくらいの位置から、仙台・ジャーメイン良選手が強引にシュート！
ボールはゴール右枠外に飛んでいましたが、ゴール前に残っていたDFに当たってコースが変わり、逆を取られたGK三浦選手は対応できず、ボールはゴール左隅に転がり込んでしまいます。。。（１－１）
後半終了間際に同点に追いつかれたジュビロは、ここから怒涛の反撃を開始！
44分、相手のクリアボールに飛び込んだのは、なんとDF森下選手！
左足でダイレクトシュートを放ちますが、仙台GKシュミットダニエル選手のスーパーセーブでノーゴール。。。
直後の右CKでは、ショートコーナーを選択。
上原選手が上げた柔らかいアーリークロスに対応したのは大南選手！
ヘディングで合わせますが、ここもGKシュミットダニエル選手。。。
さらに立て続けの右CKでも、山本康祐選手のヘディングシュートをシュミットダニエル選手に弾き出されて勝ち越し点ならず。。。
９０分で決着つかず、１－１のまま15分ハーフの延長戦に突入します！
延長前半6分には、小川航基選手が25mの距離からミドルシュートを放ちますが、またしてもシュミットダニエル選手の好守にはばまれてしまいます。。。
10分のカウンターの応酬では、お互い疲労の影響もあってか、仙台のシュートは枠外へ・・・。
徐々にオープンな展開になり、何かが起こりそうな予感がありましたが、結局両者ともにゴールネットを揺らすことができず。。。
最後まで意地と意地がぶつかり合った一戦は、ABBA方式のPK戦にその運命を託します。
小川航基選手のゴールから始まったPK戦でしたが、3人目と5人目が決めることができず、３－４の結果に。。。
ジュビロ、14年ぶりの天皇杯4強はなりませんでした。
試合後名波監督は。。。
「べガルタは、ほぼレギュラーメンバーで来てくれたので、チャレンジするゲームになった。
勝てるチャンスはもちろんあったと思うが、自分が采配ミスだなと思うところが一つあった。
82分に健太郎（大井選手）を入れようとしたのに、3分の猶予を与えてしまった所で失点してしまった。
あそこで健太郎（大井選手）に代えて守のスイッチを入れるというものが一つの采配だったと思う。
すでに交代を決断していたので、余計にあの空白の3分が悔いが残る。
PKのメンバーも自分が決めたので、選考の責任は自分にあると思う。
外した人間は何ら気にすることなく今後のリーグ戦に繋げてもらいたい。
2年連続で悔しい負け方をしてしまったので、非常に残念な天皇杯だったが、リーグ残り5戦、全員がスイッチを切らずに戦っていきたいと思う。」
と、悔しそうに語りました。
今日のゲームは追加点を奪えなかったことに尽きると思います。
失点はアンラッキーでしたが、強引にでも撃つと何かが起こるというのがサッカーの怖いところ。
粘り強い守備で仙台の攻撃を跳ね返せていただけに、あの1失点が悔やまれます。
この試合で非常に良い動きを見せていたのは、DF大南選手。
攻撃につながる積極的な守備で、攻めに守りに魅せてくれました。
リーグ戦でも早く中心選手になって、活躍してくれるのが楽しみです☆